どこに行っても通用すること。法則。
そのモデルをつくる。実証実験。
科学が発展し、社会構造を複雑化し、世界をひとつにまとめてゆく。
近代を推し進めた力。
そこには、ここで起きたことは、ほかの場所でも同じように起こるという原則的な理解がある。
自然は世界中で同じように働はたらく。
人というものは本質的に皆おなじだ。
そういる原理原則的な世界の捉え方があるから。
帰納法によって、限られた経験をもとに、世界を理解し、世界に働きかける。
自然の斉一性の法則。
「自然界で起きる出来事は全くデタラメに生起するわけではなく、何らかの秩序があり、同じような条件のもとでは、同じ現象がくりかえされるはずだ」という仮定*1。
だが、私は、いま・ここにしかいない。
毎日、毎年、私は違う。
ここは、ここでしかない。
ところで、いまとはどのくらいの長さの時間なのか
完全ないまに長さは無い、限りなく短い時間だとしたら、そこには限りなく短いとは言え長さがあることになる。
もうひとつ、こことはどのくらいの広さの場所なのか。
だれかと何かをするという場合には、
いま・ここ、には、現実的にある程度の広がりが生じる。
では、それはどのくらいの時間・空間なのか
例えば、地球という場で、21世紀というのでは、大きすぎるのか
500km、2年というのは、充分に近くて短いのか
1m、3分という、ほぼ無限で永遠を経て
30cm 1秒で、世界が変わるほどの事が起こる
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