2020-7-4[土]

いろんな意味で人生はゲームなのだと思う。
でも、いわゆるゲームには興味がなくて、特にコンピュータ使ったゲームはほとんどやらない。
ゲームも文学と映像と音楽を組み合わせた、ミュージカルや歌舞伎みたいな総合芸術なのかおもしれないが、そうなるといよいよ自分のスタイルではなくなる。
そんな私が、いまボードゲームに興味を持って、こともあろうに開発しようとしている。
自分ひとりでは無理なので、ボードゲームに造詣の深い達人との共同開発だ。

テーマは、過去25年ほどテーマとしてきた、森林・林業をめぐる世界。
リアルな世界をどのように抽象化し、ゲームとしてのリアリティを再構成するか。
そのゲームは閉じた世界にとどまらず、リアルな森林との連続性を持たせる。
教育的あるはシミュレーション的にも展開できるし、実際に存在する場所をめぐる聖地巡礼の可能性もある。

そんな開発構想を進めながら、自分自信の現実のゲーム性を見つめ直している。

ゲームは結局独りでは成り立たない。独りあそびだとしても、仮想の誰かと関わる仮想の世界があって成り立つものがほとんどだ。
現実の人生は、どうころんでも独りではなりたっていないのは、あたりまえのこと。
ただ、それを社会や家族といった枠組みから捉えるのではなくて、仮想のコミュニケーションが展開するステージとして考えてみる。

それは、思い切り単純に言い換えれば、物語に参加するという体験だ。

これはたぶん、物語、あるいは、ゲーム という別のページとして再構成される。

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