2016-10-30[日]http://www.telegraph.co.uk/men/the-filter/world-exclusive-bob-dylan---ill-be-at-the-nobel-prize-ceremony-i/
影響されたアーティストとして公言しているくらいで、ボブ・ディランの事はずっと気になり続けている。
ファンではない。ライヴに行ったこともない。
LPとEPは何枚か持っていて、80年代にFMで当時の全音源放送があったときには、全部聴いてカセットに録音し、その後も繰り返し聴いていた。
影響の最初のきっかけは声だ。歌詞の内容を知る以前にこの声に衝撃をうけた。
それから、多くの歌を聴き、詞を読み、いろいろなライフストーリーを知り、
表現者としての生き方のひとつのモデルだと思っている。
好き勝手に自らを世に晒し、あらゆる理解と無理解を超えて、誰にも規定されない。
ノーベル受賞は、審査する側が文学の歴史的俯瞰ができる人々なら当然の事で、20年くらい遅いと言っても良い。
ディランは、素直に喜び、考え直し、そして丁寧に受け入れた。
“If it’s at all possible.”
いずれ、何が起こるかは神のみぞ知るだ。
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