2015-3-13[金]
積雪の森林をひとりで歩いた。
何か声に出さずにいられない思いがあって、
とにかく、力が足りなくて
雪を踏みしめながら、語りかけながら
歩いた
そのうち、目の前が開けるような
力強い木々に囲まれ
ことばが止まった
何かが解けたわけではない
ただ、そのままここに居て良いような気がした
当初の目的を果たして山を降りた
一休みして
あの山へ行きたくなって
独りで、あるきはじめた
でも、今日はそこに行く日では無いような気がして
引き返して、枝打ち道具を持ち
いつもの桧山へ向かった
何か、わかったわけではない
ただ、こんな雪の降る最中に
枝打ちをしたかった
昔から、そう思い続けていたような気がして
少し満足して、山を降りた
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