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[[2016-06-07]]
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現代社会における労働の対価、労働者が労働とおして得られるもの、は直接的な生産物ではなく、仕事のために時間を提供し対価を得る賃金である。
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賃労働と呼ばれるゆえんだ。
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%83%E5%8A%B4%E5%83%8D
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労働内容は均質化され、労働した時間によって生産額が決まるという前提がある。
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評価単位は時給であり、労働の質的な内容の違いによって、時給が決定される。
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この場合の質とは時間当たりの収益性という言葉に言い換えることができる。
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つまり同じ時間で多く生産する労働者ほど時給が高いということだ。
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収益性を評価するのが事業者(雇い主)である
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すなわち同じ時間で事業者の利益を多く生み出すことができる労働者ほど、時給が高いということになる。
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あくまで労働による生産額は労働時間によって決まるという前提がある。
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労働内容を結果=生産物(生産物から得られる収益)で評価するのではなく
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働いた量(=時間)で評価する
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現実には日々の働き具合で時給を決めることなどできないから
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一定の期間(大抵は1年くらい)時給は一定である
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その間は、どんな働き方であっても、働いた時間に対して賃金が支払われる
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働き方を規定するのは、労働者自身ではなく、事業者の指示/命令だ
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事業者の指示が悪くて労働生産性があがらなくても、労働者の責任ではなく、
事業者の責任なので、すぐには時給は下がらない。
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反対に生産性があがったとしても同じ理由で時給は上がらない。
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労働者の協働労働による協同組合では
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事業者=労働者なので
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この評価を労働者が相互に行うことになる
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指示・命令も相互に行う
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相互監視によって労働者の逸脱を防ぐ共同体である
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もしも労働が時間で測ることのできないものだったとしたら
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このような仕組みはうまく機能しなくなる

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