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    小学校に入るころの愛読書だったアンデルセン童話集にあった作品。
    
    最初は母に読み聞かせてもらったのに違いないが、愛読するようになった。
    
    アンデルセン童話のなかでも特異な長編だったけれど、小学校に入るころ、おそらく最も影響を受けた文学作品ではないか。
    
    青空文庫にあった楠山正雄訳で久々に読む。
    
    http://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/42387_20568.html
    
    訳文は古めかしいが、リズムが良いのですっと読めた。
    
    子どもの頃読んだのは誰の訳だったのか、もっとやさしい言葉づかいだった。
    
    子どもは物語の主人公に同化しながら物語世界に浸るものだが、まさにそのころの私は自分が男の子だという事などすっかり忘れてゲルダの愛の冒険の世界に浸りきっていた。
    
    一見すれば少女の成長ものがたりで、最後に愛は勝つというハッピーエンドなのだが
    今読み返しても、凄いものがたりだ。
    一見すれば少女の成長ものがたりで、最後に愛は勝つというハッピーエンドなのだが、今読み返しても、恐ろしくも凄いものがたりだ。
    
    
    7つの物語のそれぞれの背景を思い描くだけでも、あらためて長編が描けるというものだが、いまここでは、このタイミング思い出したという記録にとどめておく余裕しかない。
    
    
    なぜ今頃思い出したのか
    
    川路夏子の主宰する劇団カオスの「雪の女王」の舞台のために、氷の欠片が集まった「永遠」という文字を造ったことを思い出したから。
    氷はアクリル板を使った。(アクリルの加工などそのときが初めてだった)漢字では読めないという判断もあって、結局EIENというローマ字にした。
    

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