バックアップ表示#freeze 経営に責任を持つ者、すなわち経営責任者の事を経営者と言う 責任者とは、具体的な名前を持った個人の事だ 世の中に多く有る責任能力の無い団体の多くに、職名としての代表者という存在がある。 誰かが代表にならないわけには行かないから、持ち回りで代表をつとめるというような場合だ。 しかし、経営組織すなわち企業の代表者は、企業という経済活動の社会的責任を負う者であって、充て職としての役割で代表ではなく、その営み全てに責任を負う者でなければならない。 生身の人間が、その個人としての存在をあらわす名前を持って 責任を負う「者」となるのだ 組織論的には、責任は組織そのものにあり、組織の代表者は組織の代表であるという立場・役割によって責任者となるのであって、名前を持つ個人として責任者となるわけでは無いという考え方可能だ。 特に協同組合など共同体的な組織にあっては、代表者は組織としての人格を表すだけで、責任の実態は共同体そのものにあるという考え方がある。 このような考え方の弱点は、最終的に誰も責任をとらない可能性があるということだ。
|