音と言葉と音楽について

音は空気の振動が伝わるものだと物理の本には書いてある。

しかし、主観的には聞こえるものが音だ。

だから、空気が振動しなくても、脳の中で波動が起こればそれを音として感じることがある。

音には、主観的に主となる部分と、それ以外の部分、さらに雑音の部分があるように思える。

また、音は必ず時間的に発生するという特長がある。

時間の中で生まれ姿を変え消えていく。

音はまた、空間に広がっていく特性をもっている。

音波であろうと、脳内の波動であろうと、およそ音として感じられるものは、心にも強く響く。

目を閉じれば目の間のモノを見ないことは出来。だが、耳を塞いでも音は聞こえる。耳かか聞こえなくても、意識の中に常に音はある。

音を自在に操ろうとする音楽というものは、かなり副作用がある劇薬だ。

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