2014-10-10[金]

始めなければ、はじまらない。

落葉松は滅多に人里近いところに自生してはいない。

自然豊かな広葉樹林にも落葉松は無い。

浅間山や富士山の山麓地帯、とても木を植えようなどと考えられないようと火山周辺の荒廃地(と人間には見える)に生きる樹だ。

それを、人里近くの山に植えてみたら、ものすごい事になった。

1920年(大正九年)出版、上原敬二博士の「林業の経営」という書物が、荒山家の蔵書にあった。荒山林業の先代、荒山正直氏が荒山林業で最も有名な今年96年になる落葉松を植えた、まさにその時の教科書だったと思われる。

奥付に、落五円 松十五円 と筆文字での書き込みがある。正直氏の筆跡だ。

こうして、はじまった、荒山林業、最初の思い。

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