たとえば、林業~木材生産という経済の流れのなかで、素材生産、製材、乾燥、加工、運搬、地代などの製造原価は変えらないとしよう。
製品価格は製造原価に販売手数料を載せておよそ決める。
山元立木価格は製品価格を基準に考え、山元の取り分を一定率で決めたうえで、あらためて最終製品価格を確定する。

消費者は、これだけの費用がかかっていることに当然納得して、対価を支払う。

このように事が進めばみんなハッピーなのだ。

全てのプロセスにおいて、市場とか競争とかが無く、約束と信頼だけで成り立つ経済ならば。

販売員が自分の売上と日当のバランスなどについて考える必要はない。みんながうまくやってくれるはずなのだから。

そんな経済は現実にはない。

そんな経済でまわる社会が、目指すべき社会の仕組みなのだろうか・

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