作業の見込み †仕事現場で、あと何時間で終えられるか。あと何人くらい必要か。というような見込みがわかることはとても重要だ。
今日は、スケジュールをかなりギリギリに設定していた。
朝一番で 6t車満載で運んで貰う。これは前日の夕方の状況を見て、ちょうど満載くらいかなと判断したわけだが、ほぼその通りだった。
現場に入れるのは9時ころの予定。それから午前中であと6t車一台の材を造材して運び出せる場所に積み上げなければならない。2台目は午後一番と指定しておいた。
トラックは11時に来た。ちょうど搬出が全て終わったところだった。トラック屋さんの見積もりも鋭い。彼は午後からは別の仕事を入れたかったにちがいない。で、たぶん私が午後一番と言ったということは11時なら間に合うと読んだわけだ。
昼休みには現場近くのスーパーへ我が家の食料を買いに行く予定だった。買い物に30分休憩時間もちょっとはとる。作業再開は1時だった。
今度の締め切り時間は午後4時。重機を別の現場まで運んで貰うことにしている。それまで3時間で枝ゴミの片づけ。なにしろ50立米も伐ったのだから、いかに枝の少ないアカマツとはいえ大変な枝の量だ。もちろん4時までに終わらせることはできると見込んでいた。そしたら案の定トラックは3時にやってきた。これまたドンピシャである。
こうして1時間予定より早く次の現場への移動となったのだが、ここで見込み違いがあった。現場への進入路に木が覆い被さっていて、重機の載せたままのトラックではそこを通れないのだ。しかし道の障害物とはいえ他人の木を伐るには一応ことわりを入れなければならない。そんなことは急にできることではない。そこで機械はそこで降ろして重機は自走していくことにした。時速4kmくらいしか出せないうえに、帰りは歩いてこなければならない。
このとき1時間のゆとりが役に立った。
困った見込み違いと言えば雨だ。この日の作業はほとんど機械に乗っていればできたので多少の雨は問題にならないはずだった。しかし、最後に雨の中1km近く歩くことになってしまった。合羽も傘も用意してなかったので濡れてしまった。
病みあがりの身体にはちょっと良くなかったと思う。幸い防寒着がそこそこ防水性があったので、身体はぬらさずに済んだが、仕事場には常に雨具を持っていかなければならない・・
用意周到とは行かなかったわけだ。
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