未来は未だに来ないのではない。
今・ここから、先に見えているものだ。
過去の積み重ねの最後にある、今は
意識したと同時にすでに過ぎ去ろうとしている
現在は過去に規定されるのではない
そのような現在は現在完了であって、
今・ここで、生きる私のたちの、生まれつつある時としての、未完了の今とは違う
今・ここで生きる、生まれつつある今は、常に未来から照らされている
未来が現在を規定する、それは決定論的な意味ではない
未来は、生まれつつある時としてのいまを照らす光だ
未来から照らされて、今がある。
今が生まれ続けること、すなわち未来が今として実現していくこと
過去と未来の間にあって、唯一、時が生まれるところ、それが、今
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