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14 (2019-01-01(火) 18:15:58)
#freeze

성미경 ソン・ミギョン(日本語的発音として適切なのか不明)

韓国出身のコントラバス奏者

https://www.facebook.com/mikyung.soung

フランクのヴァイオリンソナタの音源を探していたときに、出会った演奏。

https://www.youtube.com/watch?v=UZjL1d83RGY

あまりに素晴らしいその音楽性に触れて以来、この人の演奏を探しまくっている。

演奏は彼女のyoutubeチャンネルで公開されている。

https://www.youtube.com/channel/UCWNizG0XKnlEzqlM-XChzpg


https://www.youtube.com/watch?v=zch_bl4A5uU


コントラバスのソリストとして、私が思い浮かぶのは1980年代に何度も来日した、アメリカのゲリー・カーだ。演奏会に何度も行ったしLPも買った。当時の一般的な評価は「神業のコントラバス」というLPのタイトルに示されるように、コントラバスでこんなスゴイことが出来る!という、いわばキワモノ的な扱いだったような気がする。私自身は、カーの演奏とその人柄にふれて、ただスゴイだけでない美しく深い芸術性を感じていた。しかしそれは、あくまでゲリー・カーという演奏家の音楽であって、たとえばシューベルトやブルッフの音楽を聴きたいときに、最初に選ぶLPにはならなかった。

しかし、ミギョンの音楽は、コントラバスの名手という類のものとは一線を画す、本当に音楽の美しさや楽しさに触れることができる、素晴らしいものだと思いはじめている。
何よりも、柔軟でかつ、音楽の喜びに溢れた表現力、それを聴衆に伝えたいという思いが明確に伝わってくる。音だけでひとつの音楽空間を創り出してしまう魔力がある。それを支える完璧なテクニックを持っているけれど、それはあくまで音楽の下支えであって、テクニック自体は表現の表にはめったに出さない。



日本語の情報はほとんど無い。英語でも少ない。韓国語の情報をwebで翻訳しながら、わかってきた事をとりあえず記しておく。

1993年生まれ。
父と兄もコントラバス奏者、母はピアニストという音楽一家に生まれる。幼い頃から兄の성민제 (Minje Sung)とともにコントラバスを学ぶ。

2010年 シュペルガー国際コントラバスコンクール 優勝http://www.spergerwettbewerb.de/index.php/en/archive/2010

ロス・アンゼルスのColburn SchoolでPeter Lloydに師事。2017年卒業

2017年 ブラデテックコンクール Bradetich Competition 審査員特別賞 

2018年 上海交響楽団主席コントラバス奏者



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