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    補助金が無ければ決して成り立た無い、低質アカマツ林の間伐林業の季節です。
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    働く人の生活のために仕事を確保しなければならないので、冬の仕事として、積雪の少ない地域で、アカマツ林を間伐し、売れないアカマツのC材を大量に市場に出荷し続けています。
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    アカマツの施業放棄林でも間伐をすれば、少しは優良なアカマツ材を育てる見込みはあります。
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    マツクイムシの被害がこれ以上進めば、残したアカマツも全滅するかもしれません。でも間伐をすれば、林内に広葉樹が侵入しやすくなり、仮にアカマツが全滅しても広葉樹林に転換しやすくなります。
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    広葉樹を入れることで土壌環境がアカマツ向きではなくなるので、マツクイに対する抵抗力が落ちるのでは、との危惧もありますが、広葉樹とアカマツがともに健全な状態で針広混交林として成立している例も多くみられます。
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    なによりも間伐をすることで、それまで人が立ち入ることもできなっかった藪山に、作業道が整備され、人が立ち入りやすい、利用しやすい森林になるという効果は大きなものです。
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    アカマツの梁材の需要は激減し、かつてなら梁に出した良材も短く切って合板用にしています。表裏がカラマツで、芯にスギとアカマツを使う構造用合板です。
    これらはAB材ですが、実際に出るのはほとんどがC材。
    放棄林でも少しでも良い木を残して悪い木を伐るのでやむを得ない結果です。
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    パルプ材の動きが鈍く、燃料材の需要も立ち上がらない情況で、売れても4000円/m3程度、去年の春出した分が完売したのが11月 最後は2500円でした。補助金が無ければ決して出せない材です。
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    現場はマツクイ被害先端地域なので伐った材を林内に残すことは出来ません。
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    森林組合が運営する木材市場なので受け入れ拒否はしません。
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    市場原理は完全に無視した行為です。
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    それにしても、ここまで売れない材をひたすら出し続けていると、現場のテンションが下がり気味になるのはやむを得ないかもしれません。
    

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