yuni’s 有為記/2005-09-05
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#freeze *進む姿をイメージする [#ic30e64d] 私には、脳内にしっかりイメージができれば、かならずそのように出来るはずという妙な確信があります。 それは、いまから15年以上前、本気でリコーダーをやっていたころ気が付いたことでした。 本番の舞台の前に、演奏のイメージが脳内でしっかりできていれば、失敗することなくどんな難しいフレーズでも楽々、しかも美しく演奏出来るのです。 でも、そのためには、ただイメージを膨らませるだけではダメで、なにより日々の鍛錬が必要です。 息が、舌が、指が、結局からだ全体が、うまく連携できなければ、音はマトモに出ないし、譜面上で難しいそうなフレーズがあると、いつもそこで止まってしまう。それで、そこだけ何度もくりかえして練習することになります。 その部分だけを、くせになるほど繰り返し練習すれば、やがて身体が機械的に覚えてしまって出来るようにはなります。その状態で、すぐに本番に望めばなんとかなるか・・・ でも、実際には、本番直前まで音を出して練習するわけにはいかないのです。そこで、はたして本番で失敗するのでは?という不安が残ってしまうとしたら・・。 まぁそんなときでも、力ずくでクリアしてしまうという方法もありますが、音は間違わなかったとしても、そんな演奏はたぶん聴けたもんではないのです。 私の場合、音を出さなくても、完全に脳内でイメージできる状態にまで持っていくこと、それが楽器の練習の目指すところでした。 一度できたことであっても、しばらくやらなければ、やがてイメージもぼやけてしまいます。そのイメージを確保するために、獲得後であっても一定のトレーニングは欠かせません。でも、最初に獲得してしまえば、あとはそんなに大変ではない。的確なイメージがあれば、それを身体に返すことができるからです。 最近、音楽をやることを徐々に取り戻しつつあるなかで、そんな事を思い出しているのだけれど、これは楽器の演奏に限ったことではないということも感じています。 健康のためには、自分の身体のイメージを確実に良くつかむこと。 うまく話したり、書いたりするにも、そのような自分の姿を確実にイメージできるようにすること。 「思いは実現する」というときの「思い」とは、実はそういう状態に立った思いであって、ただの妄想や幻想であってはダメなのです。 >(うっかりすると妄想的なありかたでカタチ化してしまうという危険はあります。) というわけで、身体の適切なイメージをあらためて獲得することを出発点にして、これからしばらくの、行動計画をつくりなおしてみます。
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Last-modified: 2012-01-02(月) 10:31:06