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#freeze のろし 太古からある情報伝達の方法。 狼煙で伝えられる信号は、何かが「ある」ということだけ。 「ない」は伝えられない。 あらかじめ約束をしておいて、狼煙あがったら敵が攻めてきたなど、意味を決めておく。 でも、狼煙が上がらなければ、敵が攻めてきていない、という意味ではない。 信号の持っている情報は「真」だけ、真でないことは含まれない 1だけで0は無い だから0と1のデジタルとは違う。 情報が無いことと、そのことが無いことは違う、というのは常識的にはわかることだろう。 でも、デジタルの世界は、あるか、ないかだ。 1でなければ、0ということにして、1でないときの取り決めを実行する。 1でないだけで、0かどうかわからないのに。 狼煙があがらなければ、何もしないという選択を可能にしている。 狼煙があがらなくても、敵は迫っているかもしれないのに。 いま、私が伝えたいことは、敵が迫っているかどうかではない。 複雑怪奇に多種多様で、だから言葉を使って伝えることが多い。 でも、本当に伝えたいことは、たったひとつかもしれない。 それを伝えるのが難しいと思っているうちに、余計なことをいろいろ話して 伝えたいことの何億分の一も伝わらないうちに、時間切れになってしまう。 そんなふうに、一生を終えてしまいそうだ。 だから、複雑な内容を含めない、ただひとつだけの、伝えたいことがあるというだけの、伝え方が必要だ。 それが何なのか、あらかじめ決めておく必要はない。 なぜなら、それは誰でもあたりまえにわかっていることだから。 当たり前すぎて、いろんな情報や知識に覆いかぶされて見えなくなっている。 でも、人が人に伝えたいことは、これしかないんだ。
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Last-modified: 2020-06-21(日) 12:28:08