大町市八坂のエコーハウスたかがりで「アフリカントーク&ライブ」

ケニアナイロビ在住でスラムの子供たちのために活動する、早川千晶さんのお話と、親指ピアノの近藤ヒロミさん、アフリカンドラムの大西マサヤさん。

本当の生のメッセージを伝える、言葉が音楽と一緒になって、皆で踊って、こえ出して、とても素敵なひとときだった。

いままで日本人がアフリカ音楽やったのを聴いて感動した事は無かったけれど、今日の早川さんの語りと一体のメッセージになっていた3人の音楽にはほんとうに感動した。
全体を音楽というかたちで包んだメッセージはパフォーマンスとしても極めて上質だった。そこには常に人の声(唄)があった。でもこれ以上書くと、音楽評論的に「いいライヴ」だったという話になっていくのでここではやめておく。

まっとうにいのちとむきあって生きている人の持つ言葉はあたたかく強い。

1983年~95年ころまで「アジア井戸ばた会」というNGOの活動を通じて「開発協力業界」にかかわっていた頃、私はこれを「仕事」にしようと考える人たちに、ひたすら違和感を感じつづけていた。だから、可能性はいろいろあったけれど、結局活動を収束させる方向を選んでしまった。

私は、人間が「生きること」とか「暮らし」とかいうものを対象化する事ができないタイプなので自分が生活していない土地での「援助事業」にも「開発問題の研究」にもついに本気で踏み込むことができなかった。

アフリカを最後のフロンティアとしてしか見ない、精神的後退国である日本という国がやることは、またも破壊的な事ばかりになりそうだ。(ケニアにも原発を輸出したいらしい)

もっと大勢集まって次回をやりたいと思う。

この企画をここで開催してくれた、青空屋台の鈴木洋介さん幸さんには、本当に感謝。これからももっといろんな事ができるよ。

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