きこり日誌

確保

約6ヘクタールの山の整備の仕事をとりつけた。

杉・檜を中心とした30年生以下の山、この地域の個人のまとまった拡大造林としては、最も若い林と言えるだろう。

間伐。一部搬出可、ただし道なおしも含む。

補助金があろうがなかろうが、林業家のプライドとして、このまま放置しておきたくないということらしい。今どきめずらしい山主さんである。

もちろん補助申請を前提とした計画をたてる。

具体的な施業内容については、全面的におまかせということになった。

植えたときからの気持ちを大切に、いまどう思って私たちにまかせようと思ってくださったのか、その考えをうけて、なおこの山そのものがどのような方向へ向かおうとしているのかを見定める。

もちろん、採算を度外視することはできないが、いい山をつくることを最優先に、地域でもいちばん目立つ山である、この6ヘクタールにとりくむ。

つまらない競争には関心はない、やることをやってれば仕事は来るというものだ。

Yahoo!ブックマークに登録 Google ブックマーク
clip!