ことば †
言葉という不完全なものが、何故かとっても便利なので、けっきょくいちばん普通に使っている。とくに文字にしてしまえば、さらに道具的というか、即座に相手の反応が返ってこないのをいいことに、こんなふうに不特定(多数じゃないね)な人に向けて発信してしまう。
そんな文字のことばでも「誰か」に語りかけたりすれば、それだけで言葉を越えた気持ちが動きはじめ、事態をどんどん複雑にしていく。それは楽しい複雑さでもあるし、やっかいな混乱にもなる。
たとえばちょっとした絵なんかを書き添えることができれば、とっても助かると思うんだが、どうも絵の才能がない(そもそも書くという気になれない)。パソコンなら顔文字とか使ってみたこともあるが、これも意味あいが微妙だし、最近はやらない。
たとえ一方的な自己表現であったとしても、人にむかっているのなら、人の気持ちを意識しないということはあり得ない。いまさらだが、私だって人に優しくなることはできると思う。
私はアーティスト的な者ではないけれど、やっぱり表現者ではありたいらしい。だったら人に優しくありたい。
それとは全然別に「虚空に向かって吼える」みたいなことは、どうしてもやめられないけれど。
|