木は黙って立っているようだが、実は壮大なドラマを演じながら生きている巨大な生き物だ。その在り方は「個体」にとらわれている動物たち、なかでも人間にとっては想像を絶するものなのだ。

木から降りて森を出たことで、人は猿と決定的に別れた存在になったのだけれど、でも結局森から離れては生きていけない。かといっていまさら森にも戻れない、そこで森の縁で暮らしはじめた。

自分の生活の在り方を見つめ直すとき、林縁にあって暮らすということ、できるだけ直接的に森林の恵みを生きる糧としていこう、私はそれを基準にした。

その暮らしから、歌とか哲学とかをやってみる。声をだしたり、走ったりしてみる。右足の次に左足をだしてみる。ときには足踏みをしている。座り込んでいる。

こちらに参加するために、根羽村に行って来たわけですが、アドバイザーという役割で、自らを棚に上げて10分間のおしゃべりをするというお仕事をやらせていただきました。
私はこういうときには自らパフォーマーになりきりますから、やりましたが、こんなもんじゃないという思いはあります。会場の後ろでときどき叫んでいた彼とは、手法は違うけれども共通する思いがあるのです。

いろんな人に出会い、これからのこといろいろ話たし、仕掛けもしはじめました。

そして、良い出会いがありました。(・・・・・・・・あの場にいたのは「林業関係者」ばかりですから!・・新鮮でした:・・)

「木実の森」これからちょっと注目していきます。

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