生まれていらい、ずっと土壁の家で生活している。
土に囲まれているということは、精神的な安定に良いような気がする。
壁に囲まれ、壁に守られているという感覚は悪くない。
しかし、壁は人やものを隔てるという役割も持っている
山崎ハコの「心の中は何かでいっぱい」にうたわれている壁が私の壁論の原点だった。
前へ進むことの障害。でも実は仮想の壁。あるいは壁への依存。そんなものは、もたれかかろうとしても、支えてはくれないのだ。
ベルリンの壁も見に行かないうちに無くなっていた。
座禅では壁に向かって座る。
壁とは対面するものなのだ。
面壁九年とまでは言わない。わたしには悟ることはとりあえずどうでもいいから。
いま・ここを見つめ直すために、壁はあらわれる。
さらに、壁について語るページに発展するか?
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