森林労働者の共同組合の代表として働いてきた日々から
経営について考える。
労働者は働いた時間に対して給料を得るという立場だが
共同組合はあくまで企業であって「労働者の集合的人格」ではないから、
仕事の時間に応じた収入があるわけではない
労働者には雇い主がいるが、企業には雇い主はいない
収入を得るための仕組みが違う
だれがお金を払ってくれるか
雇い主のかわりに、お金を払うのは、顧客だ
労働者は自分の労動を買ってくれる雇い主を探す
企業は商品やサービス?を買ってくれる顧客を探す
労働者が、事業者に必要とされる労動を提供するように
企業は、社会に必要とされる商品やサービスを提供する
労働者の共同組合であっても企業である以上は
社会に向けては企業としての立場を持っている
労働者は仕事をした時間だけの給料を得られる
企業は仕事をしても収入が無いということもある
企業が仕事をするためには企業を動かす仕組みが必要だ
その仕組みを動かすことを経営と呼んでみる
経営を担う者を経営者と言う
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