その後ろ姿から想像する表情は呆然自失
目の前に横たわる景色に、何をなすべきなのか、手も足も出ない
それでも、鍛えぬかれた身体だけは、安定しブレがない。
見えることが読めない、不安と苛立ち、
その先にあるもの自体の、あまりの明瞭さが、ツンと気持ちを引き上げる。
あれから、いろいろな出来事があり、数々の景色がめぐっていった
いま、気持ちはあのときのまま、少しもブレずに、そこに立っている
わからない事、できない事で、自分の舞台をしっかり組み立ててきた
だからもう、根が生えるかどうかなど、気にすることはない。
どこへ、飛んでいっても大丈夫
同じブレない後ろ姿、でもいまのあなたの表情は、陽の光を受けて美しく輝く。
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